設計者や建築事業者の業界では、あらゆる建材類にとって「水は大敵」というのが、常識になっています。しかし、どのような建材にも「水」は結合水として含まれており、実は、この不安定な「水」のふるまいこそが、永続的に続くVOC・ホルムアルデヒド放散の誘発原因なのです。当社では、「水」という最も身近でありながら、今日まで解明されていない物質の研究から、他社では類をみない確実性を持つVOC・ホルムアルデヒド減衰工法の開発に至りました。
 

■法隆寺に建材劣化の秘密を解くカギが

   
  日本最古の木造建築として、その名を知られる奈良県斑鳩の法隆寺。この飛鳥時代の荘厳な大伽蓋が、1300年を経た今なお朽ちることなく、その偉容を保ち続けることができるのはなぜか。建立当時の日本の気候風土が、現代と比べものにならないほどに良好であったが故に、時の為政者が、堅牢な天然木を入手できた…と考えるにしても、1000数百年の風雪を耐えうるだけの、耐候性を持ちえたという謎にこそ、現代の建材類が抱える宿命的な課題が隠されている。

 ここで、水に対するひとつの考え方として「結合水」と「自由水」という概念について説明する。「結合水」とは、さまざまな物質を構成する結晶、水溶液・生体組織などの、構成成分(分子)と結合して存在している水のことをいう。

 

 これに対して「自由水」とは、私たちが一般的にいう概念上の水のことをさし、この「自由水」は熱加熟や太陽光の照射などによって、気化、蒸散しやすい水のことを示す。またさらに、物質の構成成分と結合しているはずの「結合水」の中にも、比較的蒸散しやすい水と、安定し蒸散しない水もある。

       
<<オーブス株式会社>> 〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村大字北城1695番地1 TEL:0261-72-8177 FAX:0261-72-8237