石油や、その他すべての「油」の酸化現象とは?

燃焼力(エネルギー発現力)の劣化とは?

 

  1. ベンゼン環は“炭素”と定義づけるより、ひとつの独立した物質、または元素として考えた方が化学物理反応上理解しやすくなる。
  2. 独立した元素はすべて水素の一次反応後の物質になっている。
  3. ベンゼン環を安定させていた水素が解離されると、地球上の物質の中でも最も他の物質と結合されやすい物質になる。“ベンゼン環”を解明できれば、生命の誕生やダイオキシンの生成発生まで、今日まで解き明かされることのなかった化学反応の仕組みが見えてくる。
  4. このベンゼン環が持つ、エネルギー量(はたらき量=イオン交換力)に対応が可能な水素は、かなりの質量を持ち合わすものであり、この扱いには困難なものがある。この水素のはたらき量は、水分子(結合水と呼ばれる水)として分子を構成している水素からは、容易に得ることが可能であるが、電気分解などで得られるものではない。
  5. 逆に油分中に存在する結合水が劣化し、遊離することで、油成分から水が分離されている。
さらに、水分子から水素結合が解離され、水の分子構造が崩れる時は、様々な問題を引き起こす反応が起こることになる。
   
  • 水分子から、解離された水素は、その大きなエネルギー量(質量)から油成分中の様々な物質を分離させ、揮発性物質として放出する。
  • 水分子から、水素が解離された後の酸素はO2ではなく、オゾン寄りの性質を持つオキシダントであり、オゾン結合物質として知られている有害物質(分解が不可能な物質)を生成する。
   

油の酸化現象のほとんどを占める反応とは、水分子の崩れから発生している。

オゾン寄りの性質を持つオキシダントが引き起こす、油成分内部で生成される酸化現象・酸化物による化学反応である。

この化学反応による酸化物により、石油の燃焼エネルギーが衰退する。

       
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