今日放射性物質の土壌汚染が、問題視され浄化が急務とさせているが、忘れ去られがちな毒性の強いダイオキシンの生成メカニズム、その分解浄化法を解明できれば、今日の地球の環境汚染問題のすべてを解く鍵が見えてくる。
本来無害な分子同士の不用意な結合により生成されているダイオキシンに注目してみる。
様々な研究が進められているが決定打としての解決には至っていないのが現状である。ダイオキシン生成のメカニズムの原因を探れば、不安定な分子の存在が大きな原因の一つであり、分子が安定していれば生成自体が軽減するのではないかとも考察される。
また、すでに蓄積されたダイオキシン類に対してもその生成メカニズムが明確になれば、二次汚染の副産物を産むことのない、安全な分解~除去が実現できるのでは…との考えにも至った。